中野 直樹 (なかの なおき)
経歴
出身地 | 石川県の白山麓で生まれ育ち、高校時代を金沢で過ごす。 |
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出身校 | 1983年東大法学部卒 |
登録年・所属 | 1986年 神奈川県弁護士会 |
事務所 | 相模原事務所 |
活動・取組
弁護士会経歴 | ・日弁連人権擁護委員会嘱託(元) ・第二東京弁護士会多摩支部長(元) ・現在、神奈川県弁護士会相模原支部地域司法改革委員会 |
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地域における公的活動歴 | ・簡易裁判所調停委員、家庭裁判所調停委員 ・相模原市人権擁護委員 |
相模原地域の活動 | ・さがみはら市民オンブズマン代表(元) ・さがみはら九条の会 呼びかけ人 |
現在取り組んでいる弁護団事件 | ・過労死弁護団 ・建設アスベスト被害救済訴訟 ・「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟 |
著作 | ・「緒方宅電話盗聴と向き合った人々」(「自由法曹団物語・世紀をこえて」2002年 日本評論社) ・「環境訴訟」(「実務 行政訴訟法講義」2007年 民事法研究会) ・「国の法的責任―2 国の責任をめぐる裁判上の争点」(「福島原発事故 賠償の研究」2015年 日本評論社) ・渓流釣り、登山エッセイ投稿多数 |
メッセージ
1986年、かけ出し弁護士のときに、八百屋店の経営に行きづまり高利貸しから厳しい取立を受け、思い詰めた顔をして相談室に入ってきた初老の夫婦。破産をして人生を再生しようとの道筋が見えた直後、夫婦から、実は自死を決意して家を出てきたのだと告げられた。真っ青な顔から一転して穏やかな表情を取り戻して帰っていく姿を見送りながら、人々の人生を左右する仕事のずっしりとした重みを感じた。
それから弁護士人生が30年経過した。たくさんの、絶望し、悲嘆にくれる顔、途方に暮れる顔、怒りを露わにする顔に接してきた。その全ての顔が普段の笑顔を回復し、開放された心が表れればとの思いをもち、その支援のために自分が出来ることに努力をしたい。