所員雑感 Vol.2
弁護士 鈴木 剛
ここ半年ほど(書いているのは2010年暮れ)将棋にハマっています。
将棋のルールを覚えたのは小4の時。たちまちこのゲームの深い魅力に取りつかれ、日曜日にはバスに乗って「八王子将棋クラブ」というところに修行?に行くようになっていました。
クラブには子供もいて、一歳年上に、非常に強い少年がおり、クラブ内でもよく知られていました。 自分は一年くらいするとすっかり将棋熱も冷めてしまいましたが、その少年はプロ入りし、将棋界の全タイトルを独占することになりました。
30年の時が経ち、突然将棋熱が復活したのですが、将棋をめぐる環境は大きく変わっていました。
インターネットや、コンピュータの進化によって、手軽に楽しめるようになっています。 将棋は何千年も歴史のある古いゲームなのですが、コンピュータと極めて親和性があるようです。かつては新聞を切り抜いたり、 専門誌を読まなくては手に入らなかったプロの対戦が、リアルタイムで見られるようになっています。
将棋の中身も変わり、戦法(戦術)も大きく変化しています。 さらに、女性棋士、アマチュア棋士やコンピューターソフトの実力が上がり、プロを脅かすほどになっています。
また、将棋の戦術には、法廷での考え方と相通じるところがあるように思われます。 争点の提示の仕方、苦しい時のしのぎ方など、参考になる点がたくさんあります。
仕事の合間に、ついついインターネット中継に手が・・・ということもありますが、仕事中に対局はしないように心がけるつもりです。
2011/02/03