事例紹介

犯罪歴の削除

弁護士 田中 健太郎

 メディアに報道された犯罪歴に関する記事がインターネット上に長期間にわたり掲載され続けているというケースが散見されます。

 罰金刑の前科であれば、刑期満了後に何事もなく5年経過すれば抹消されます(刑法34条の2第1項)。

 それにもかかわらず、上記期間を超えて犯罪報道が掲載され続ければ、就職活動等において支障が生じ、更生が妨げられるという事態にもなりかねません。

 私が近時扱った事例では、海外サーバの掲示板に、10年以上前の犯罪歴の記事が掲載されていましたが、検察庁から前科が残っていないことの確認を取った上で、サイト管理者と交渉して、数日で削除をしてもらうことができました。比較的、任意で削除にも応じてもらえることが多い印象ですので、お困りの方は是非ご相談下さい。

2021/10/18
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